AIは私をどこまで反映してくれるのか? 秘技その2
子どもの絵が10ページの物語に?
Geminiアプリの新機能
「illustrated storybook」
ユーザーが物語を描写すると、画像や音声付きで10ページの物語絵本を自動生成します。
親子の読み聞かせや教育用途にも注目です。
今後の影響と推察
GeminiによるAI絵本機能は、子どもの学習や家庭での日常記録をストーリー化するツールです。
親の言葉や子どもの絵があっという間に物語に変化し、音声読み上げも可能。
教育・家庭利用との相性は高く、生成AIの親しみやすい応用例として注目されています。
ただし、生成内容の質や偏り、著作権面の透明性は引き続き今後の課題です。
<使い方>
Geminiにログインしたら、メニュー内の「Gems」から「Storybook」を選択します。 画面下のプロンプト入力欄に、作りたい物語やテーマを入力します。 オプションで写真をアップロードすることで主人公や場面として使えます。
AIは“物語の魂”を救えるか?
こんにちは、ぴこ山ぴこ蔵です!
上記のGeminiのstorybook機能やChatGPT5が登場した今、いよいよAIストーリーテリングの進化は「効率→共創→感情表現」のフェーズへと移行してきました。
技術を導入するだけではなく、「AI×人」でどれだけ聴き手の心に届けられるかが、次世代物語創作の本質になります。
そのためにはどんな考え方が有効なのでしょうか?
端的に言うと、私は作者の「嗜好」がポイントだと思っています。『好き』とか『推し』というやつですね。
こればかりはあなたの心の中にしか存在しないので、どんなに優秀なAIであっても勝手に作り出すことは不可能です。
そこで、前回の記事で紹介した「大事件生成プロンプト」を使って、あなたの嗜好を丸裸にする手法をざっくりと説明します。
AI創作が楽しくてたまらなくなる秘技その2
ぴこ山ぴこ蔵の提案するプロンプトやツールは、あなたのアイデアを実現するための、最初の具体的な一歩(ベビーステップ)です。期待感だけで満足せず、「それについて数文字でも書く」という行動まで落とし込むのが重要です。このプロンプトで遊ぶだけで、確実に創作を始められるようになります。
前回は、「大事件生成プロンプト」で作った事件タイプから、あなたが作品化したいと思うアイデアを3つ選んでいただき、あらすじ化を試みました。
さあ、本番はココからです!
今回はその「3つのアイデアの選択」という作業を通じて、私の「物語の嗜好」をAIに分析してもらうことにしました。
これまで言語化したことがなかった、自分の『好き』を明らかにしようと思ったのです。
そこで、「好きなタイプ」の話にこだわることで、自分の嗜好をあぶり出そうと考えました。
異常な事件を10個生成
そこで、今回はChatGPTに新たな事件を10個提案するよう求めました。
「事件」というのが大事なのです。放って置くとAIはすぐにキャラクターとかテーマとか世界観の分類リストを持ってきて「物語はこうして出来ている」と言いたがりますが、それはあくまでも過去の陳腐化したモデルの分析であり、今を生きているあなたの最新の物語創作の実践にはあまり役に立ちません。
大学で経済学を学んでも、今買うべき株がどれなのかが分からないのと一緒です。
着想で重要なのは「あなたの心がカッと熱くなる一瞬」を見つけることなのです。
「大事件生成プロンプト」はそのために考え抜いて作った着想装置です。キーとなるのは「異常で異様な事件」。思わずその先の展開やそこに至った原因を想像してしまう出来事を作ります。
その結果は以下のようなものでした。
1. A3:大規模地震の避難先で、謎の宇宙船が墜落する
→混乱する避難民の中に「宇宙人が紛れている」という噂が広まり、集団ヒステリーと疑心暗鬼が蔓延する。
2. B2:台風で孤立した山村に、ゾンビ化した村人の群れが現れる
→生存者たちは雨風を凌ぐ場所を探しながら、徐々に感染が広がる密閉空間に追い詰められる。
3. C1:火事で逃げ遅れたビルに、通り魔が侵入してくる
→救助が間に合わない中、主人公は火災と殺人の両方から逃げるサバイバルを強いられる。
4. D5:職場の暴力的な上司に耐える日々の中、ある日突然宝くじが当たってしまう
→職場の人間関係が崩壊していく中、「金目当て」の者たちが主人公に近づいてくる。
5. A4:戦争による混乱のさなか、秘密結社がクーデターを起こす
→前線の兵士たちは、敵ではなく味方に背後から撃たれる事態に巻き込まれていく。
6. B3:台風の中、避難先でひとりの子どもが超能力を発揮し始める
→封鎖された空間で、徐々にその子の力が人間の理解を超えていく。
7. C2:地下鉄の毒ガス事件直後に、未知のウイルスが拡散する
→パニックの中で封鎖される車内、人々は感染と狂気の狭間で生き残りをかけて争い始める。
8. D1:学校内のいじめの現場に、野生の熊が侵入する
→支配関係が崩壊し、生徒と教師が一致団結して危機を乗り越えようとする中、真の「人間の怖さ」も浮き彫りになる。
9. B5:河川の氾濫で孤立したキャンプ場で、サバイバルゲーム中の事故が連鎖的に発生
→「遊び」のつもりが一変して本物の死と隣り合わせになる極限状況へ。
10. D3:企業の会議中に、心霊現象が発生し始める
→パワハラ上司が謎の幻覚に苛まれ、徐々に狂気へと陥っていく中で、部下たちはある“過去の事件”に気づく。
あなたの『好き』を分析する
まあまあ悪くないアイデアが出てきました。
続けて、私のツボを分析してもらうために、これらの事件の中から「私の好きなもの」を3つ選択しました。
そして、私の嗜好をAIに分析してもらうことにしました。
その時のAIへの依頼内容は以下の通りです。ご自分でお使いになる時は [ ] の中をあなたの好きな事件に書き換えてください。
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私が作品化したいストーリーを3つ選びました。
[2. **B2:台風で孤立した山村に、ゾンビ化した村人の群れが現れる**
→生存者たちは雨風を凌ぐ場所を探しながら、徐々に感染が広がる密閉空間に追い詰められる。]
[6. **B3:台風の中、避難先でひとりの子どもが超能力を発揮し始める**
→封鎖された空間で、徐々にその子の力が人間の理解を超えていく。]
[10. **D3:企業の会議中に、心霊現象が発生し始める**
→パワハラ上司が謎の幻覚に苛まれ、徐々に狂気へと陥っていく中で、部下たちはある“過去の事件”に気づく。]
この選択が表している特徴や傾向を通して、私の創作者としての嗜好を分析してください。
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すると、ChatGPTはこう言いました。
――あなたが選んだ3つのストーリーには、以下のような嗜好と傾向が明確に表れています。
1. 「密閉・隔離空間 × 異常事態」への強い嗜好
2. 「集団心理の揺らぎ」と「個人の異常」を描きたい
3. 「力を持つ者」と「理解されない者」に共感している
4. 「自然災害+異常存在」の組み合わせでリアリティと異界のギャップを活かす。
物語にあなたの『好き』を注入する
「確かに俺ってこういうのが大好きだよなあ……」
AIの分析はちょっと恥ずかしくなるほど当たっていました。
「この分析結果を使って、生成AIが物語を書く時の決まりを作ってしまえば、私好みのストーリー展開をしてくれるかも!」
そう思った私は、さっそくAIにお願いしてみました。
まずはAIにどこまで私の『好き』が伝わっているかをチェックしなければなりません。
それには私好みのあらすじを作らせてみるのが早いでしょう。
その場合、舞台や時代やキャラクターをゼロから設定して新しい物語を生成するよりも、有名なおとぎ話などをベースにしたほうが簡単です。
私の嗜好を反映させることでどこがどう変わったのかも、元ネタと比較することで判りやすくなります。
そこで、既存のストーリーに「私の嗜好」を取り入れて書き直してくれるように頼みました。
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以上の私の作家的嗜好に従って、グリム童話の「白雪姫」をリブートしてください。
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※リブートは、元の作品の世界観や設定を活かしつつ、全く新しい物語やシリーズとして再構築する技法です。「過去の作品をベースに、物語を自由に創造する」ものと考えると分かりやすいでしょう。
話が判りやすいように「白雪姫」を選んでみました。もちろんあなたのオリジナルストーリーでも大丈夫です。ぜひお試しください。
さて、AIは私の嗜好をどこまで反映してくれるでしょうか?
GPTからの答え
● タイトル案
『封鎖区域の白雪(しらゆき)』
―閉じ込められた避難所で起こる感染、狂気、そして少女の覚醒―
● 反映された私の作家性
-
台風や災害による閉鎖空間(避難所、山村など)
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集団心理の揺らぎと疑心暗鬼
-
力を持った孤独な者(=白雪姫)へのフォーカス
-
狂気・心霊・幻覚といった曖昧な恐怖の挿入
-
日常と非日常の境界が崩れる構造
● リブート版『白雪姫』あらすじ(700字)
かつて自然豊かな山村だった“高雪村(こうせつむら)”は、台風の土砂崩れによって外界との通信を絶たれ、孤立状態にあった。避難所に身を寄せる数十人の村民たちは、物資も情報も届かないまま不安を募らせていく。
そこに、一人の少女がいた。
名を白雪(しらゆき)。真っ白な肌と血のように赤い唇を持つ不思議な少女で、山奥の研究施設から“連れてこられた”存在だった。
白雪は母親から繰り返し言われていた。「人前では決して怒ってはいけない。あなたの“力”が目を覚ますから」。
その言葉の意味を、白雪自身も知らないまま…。
やがて避難所では、謎の病気が広まり始める。発症者は嘔吐と錯乱を繰り返し、最後には他者を襲うようになる。
「これは感染症だ」「いや、あの子が何かを…」
人々の疑心は、異様な雰囲気を持つ白雪に向かっていく。
一方、白雪の「継母」である村の女性指導者・絵理子は、密かに監視カメラ映像を見ていた。そこには、白雪の周囲だけ気圧が歪み、停電が起き、狂気に陥った者が自ら命を絶つシーンが映っていた。
「この子は災厄そのものだ。村を守るために排除しなければ」
白雪は仲間に見捨てられ、封鎖された冷蔵倉庫に“毒入りのリンゴジュース”を持たされて閉じ込められる。
すべては絵理子の仕組んだ抹殺計画だった。
だが、その密閉空間の中、白雪は「怒り」と共に力を覚醒させる。
死んだはずの白雪が目を覚ましたとき、倉庫の鉄扉は爆風で吹き飛び、外は静まり返っていた。彼女の涙が触れた者だけが正気を保ち、ほかは狂気の中に消えていた。
村に残された数人の生存者は呟く。
「あれは人間じゃない……でも、私たちを救ったのは、あの“魔女の子”だった……」
さっそくGeminiで絵本にしてみた!
ChatGPTが生成した上記のあらすじを、せっかくなのでGoogle GeminiのStorybook機能を使って「音声付きの絵本」にしてみました。ものの数十秒で完成しました。
★ぴこ蔵です。
ダークな世界が大好きな私ですが、どストライクなあらすじが上がってきたので、思わずほくそ笑んでしまいました。いやはやそれにしてもStorybook機能にはびっくりです。
創作のツボは、結局、自分自身の想像力と書きたい気持ちに火を付けることに他なりません。それにはやっぱり「好き」を見つけるのがいちばんなのであります。
このテクニックを使って、AIにあなたの「魂」を打ち込んでください!
「いつか書きたい」から「今日書ける」へ
物語創作の逆転トレーニング
★音声解説が聴けます!
あなたも、こんな経験はありませんか?
・「時間ができたら本格的に書こう」と思いながら、もう何ヶ月も経っている
・ 名作を読むたびに「自分にはまだ無理」と感じて筆が止まる
・ 何を書いていいかわからず、白紙のまま時間だけが過ぎていく
・ 書き始めても「これでいいのか?」と不安になって続かない
その悩み、実は「アプローチ」を変えるだけで解決できます。
従来の創作指導の「落とし穴」
多くの創作講座は「まず書き方を学ぼう」から始まります。
しかし、これが実は書けない理由を作り出していたのです。
・ お手本の作品を見て圧倒される
・ 「まだ準備不足」と感じて先延ばしする
・ 理論ばかりで実践できない
・ 自分の実力が見えない
「逆転写経」という革命的メソッド
ぴこ蔵が提案するのは、まったく逆のアプローチです。
・ 名作を読む前に、まず自分で書く
・ 構造だけを参考に、あなたなりの物語を創作
・ その後で「答え合わせ」として文豪作品と比較
・ AIによる客観的な作家性診断で自分の武器を発見
この方法なら:
● 完璧を求めずに「まず書く」習慣が身につく
● 文豪との比較で劇的な気づきを得られる
● 自分の強みと弱点が具体的に見える
● 書くこと自体が楽しくなる
実践者の声
「自分の作ったものと比較することで、文豪の技法を身をもって学べる。普通に読むより圧倒的に深く読めます」
「大谷翔平とキャッチボールさせてもらってる気分。久しぶりにめっちゃ楽しい体験でした」
「自分の足りないところが自覚できて、次のステップにつながりました」
『名作解体新書Vol.01』で学べること
▼自分のペースで創作スキルが確実にアップ
自学自習用のプログラムです。課題に挑戦するだけで自分の強みや弱点が把握できます。まるで「文豪」たちから添削を受けているようです。
▼ 逆転写経のメリット
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構造分析のコツが体感できる
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効果的な比較検証ができる
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自分目線で文豪作品を読み解ける
▼ AIを活用した作家性診断の内容
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客観的な自己分析
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無意識の癖を発見する
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具体的な改善アクション
▼ 「書けない」心理の克服手順
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現状維持バイアスの打破
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行動を起こすマインドセット
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継続するモチベーション管理
さらなる上達を目指すなら「サポートメンバー」
無料ニュースレターで基礎を学んだ後は、月額制サポートメンバーとして、より深い創作技術を習得できます。月額1,000円です。
★プログラム内容: 月1回のリモートライブ講座
「どんでん返しの作り方」を中心とした実践的な構成術講座『世界ドンデニスタ会議』で、あなたの課題作品に対して具体的にアドバイスします。
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