物語創作:面白いプロンプトの作り方3/4

単純で粗っぽいプロンプトから、さまざまなテクニックを織り込んだ複雑なプロンプトまでを使い比べてみました。リブートのお題は「忠臣蔵」。同じ素材をもとにした物語を、4段階でAIに出力させました。どんな違いが現れたのでしょうか。資料性が高いので全4回は必ず保存して読み返してみてください。必ずお役に立つ時が来ます。
ぴこ山ぴこ蔵 2026.04.23
誰でも

4種類のプロンプトとその成果物の変遷

講座のバックナンバーは↑↑↑のイラストからアクセスできます。

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こんにちは、ぴこ山ぴこ蔵です!

講座3日目は、

「プロンプトの作り込みによって、実際にどんな違いが出るのか?」

という実地検証です。

4種類のプロンプトを作成し、それぞれを使って

各800字のあらすじをAIに作らせました。

出来上がった文章に、ぴこ蔵はいっさい手を入れておりません。

【プロンプト1】

※第1段階のプロンプトは、方向性だけを大まかに決めて、後はほぼAIにお任せです。最初は誰でもこんなもの。何でもいいので「自分がやりたいこと」を言葉にしてみることから始めましょう。

↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓

{赤穂浪士討ち入り事件} を題材に、史実の再現ではなく大胆な仮説に基づく物語リブートを800字で作ってください

↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑

『赤穂幻影 ~永遠の刃~』

元禄十五年、江戸の夜空に赤い月が昇った。浅野内匠頭は切腹などしていなかった。牢獄の奥で、蘭学の密貿易で手に入れた「不死の霊薬」を自ら飲んだのだ。死を装い、影となり、吉良上野介の館に潜む真の敵を暴くための囮だった。

四十七士の頭領・大石内蔵助は、実は浅野が密かに育てた「影武者部隊」の長。浪士たちは皆、霊薬を分け与えられていた。傷は瞬時に癒え、闇に溶け込む体を得た。彼らの二年は、復讐の時を待ったのではない。吉良邸地下に眠る「天狗の宝珠」――徳川幕府が異国から奪った、未来を操る禁断の水晶――を奪還するための準備だった。

討ち入りの夜、雪は血の色に染まった。浪士たちは人間ではなかった。刀が閃くたび、守衛の影が二つに裂け、即座に再生する怪物に変わる。吉良は笑った。「お前たちも知っているはずだ。浅野は幕府の傀儡を暴こうとしただけではない。この宝珠があれば、江戸城ごと未来を変えられる」。

大石は一太刀で吉良の首をはねた。だが首は宙を舞い、宝珠の光を浴びて蘇る。そこに現れたのは、浅野本人の幻影だった。「私は死なぬ。幕府を倒すため、永遠に生きる。吉良は私の分身。お前たちは私の手足」。

四十七士は初めて知った。全ては浅野の狂気じみた実験。忠義など幻想。宝珠は異界の扉を開き、浪士たちを「永遠の刃」へと変貌させた。討ち入りは成功した。吉良邸は炎上したが、浪士たちは消えなかった。彼らは江戸の闇に溶け、徳川を内部から蝕む影となった。

切腹の代わりに、彼らは笑った。

「主君の仇討ちなど、序章に過ぎぬ」

赤い月は沈まず、永遠に日本を監視し続ける。

歴史は書き換えられた。赤穂浪士は、ただの仇討ちの英雄ではない。

未来を喰らう、最初の不死の叛逆者となったのだ。

★さすがぴこ蔵の使っているAIだけあって、とりあえずホラー風味を選択してきました。でも、つまんないです。「不死の霊薬」とか「天狗の宝珠」というおざなりなアイテムにはがっかりです。ストーリーも大仰なだけでよく判りませんが、大事なのはここで投げ出さないこと。

【プロンプト2】

※今度はAIの「ま、お前が欲しいのはいつもこんなもんだろ?」的な忖度による先入感を排除するべく、しばらく使っていなかったAIで試してみました。とりあえず最低限の面白さを担保するためにドラウルのどんでん返し的な仕掛けを足しました。しかし、せっかくなので「条件」という欄を作り、伝記ダークファンタジーであることを明言して、おどろおどろしいトーンを継続しようと考えました。

↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓

{赤穂浪士討ち入り事件} を題材に、史実の再現ではなく大胆な仮説に基づく物語リブートを作ってください。

条件:

真犯人は {大石内蔵助の内部の「魔王」}

主人公は {大石内蔵助}

主題は {「忠臣蔵」は呪術だった}

トーンは {伝奇ダークファンタジー}

出力: プロットの800字要約

文体は、知的でドラマ性があり、陰謀論っぽさより構造の説得力と人間ドラマを優先すること。

↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑

プロットの800字要約

大石内蔵助は、赤穂浪士の盟主として知られるが、この物語では彼の内奥に潜む“魔王”こそが討ち入り事件の真犯人である。物語は、主君・浅野長矩の刃傷沙汰をきっかけに、内蔵助の精神に封じられていた古代呪術の残滓が目覚めるところから始まる。魔王は、代々浅野家に仕える大石家の血脈に宿る「守護」と「破壊」の二面性を象徴し、忠義の名のもとに人心を操る力を持っていた。内蔵助はその存在を自覚しながらも抑え込んできたが、主君の死によって均衡が崩れ、魔王は彼の悲嘆と怒りを糧に勢力を拡大していく。

浪士たちが結集する過程は、忠義の美談ではなく、魔王が内蔵助を通じて彼らの心に触れ、復讐の意志を「呪」として刻み込む儀式の連鎖として描かれる。浪士たちは自らの意思で集ったと信じているが、実際には魔王の力に共鳴し、運命に導かれるように討ち入りへと歩みを進めていた。内蔵助はその事実に気づきながらも、魔王の力を利用しなければ吉良家の背後に潜む政治的闇に対抗できないと悟り、あえて呪術の深淵に身を沈めていく。

討ち入りは、史実のような義挙ではなく、魔王が完全に覚醒するための最終儀式として構築される。吉良邸はただの標的ではなく、古代から封じられてきた呪力の結節点であり、魔王はそこを破壊することで現世への顕現を果たそうとしていた。内蔵助は討ち入りの最中、魔王の意志と自らの倫理の間で引き裂かれ、浪士たちの命が呪術の燃料として消費されていく現実に苦悩する。

最終局面で内蔵助は、魔王を討つか、あるいは自らを犠牲にして封じるかの選択を迫られる。忠義とは何か、復讐とは何か、人が信じる「物語」は誰の手で紡がれるのか。彼の決断は、後世に伝わる「忠臣蔵」という物語そのものの成立を揺るがす。ここでは、忠義の美談は呪術的構造の副産物であり、英雄譚は人間の弱さと闇が生んだ幻影として再解釈される。

★AIは少ない字数制限の中で、突然指示されたどんでん返しに苦悶したのでしょう。さらに、もっと繊細であるはずの悪の根拠を「魔王」の一言に託してしまう、という私の暴挙によってやる気を失ったのか、かなり説明的になってしまいました。しかも、かえって分かりにくい。プロンプトが導くべき道筋が粗雑すぎたのだと思います。しかし、逆にこうして失敗することで反省点が明らかになります。

【プロンプト3】

※どんでん返しの仕組みをシンプルにAIに伝えようと考えました。そこで「条件」の欄にかなり具体的な構造を入れてみました。また、説明的になるのを避けるために、ストーリーの必須要素の「出力順」を決めました。これを入れるとAIが「書くべき内容」を正確に把握してくれます。ただし、長くなるので今回はその「出力」をほとんどカットしています。細かいプロセスはAIが把握していればいいからです。他の出力を知りたければ、ぜひご自分でお試し下さい。

↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓

{歴史事件名} を題材に、史実の再現ではなく大胆な仮説に基づく物語リブートを作ってください。

条件:

- 三重のどんでん返しで設計する

- 第一反転:表の犯人・表の原因を信じさせる

- 第二反転:表の犯人も駒だったと判明する

- 第三反転:真の敵の狙いは事件そのものではなく、歴史の意味づけと記憶の固定だったと判明する

- 真犯人は {真犯人候補}

- 主人公は {主人公設定}

- 主題は {主題}

- トーンは {トーン}

出力順:

1. 問題・敵・目的

2. 現在の共同体と移行先の共同体

3. 敵の悪の目標と5つの事件

4. 最適な展開パターン

5. クライマックスの最大問題

6. 解決できるが何かを失う切り札

7. プロットの800字要約

文体は、知的でドラマ性があり、陰謀論っぽさより構造の説得力と人間ドラマを優先すること。

↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑

7. プロットの800字要約:

『影綴(かげつづり)忠臣蔵:魔王の帰還』

元禄の世。赤穂の海辺に立つ大石内蔵助が対峙していたのは、人ならざる存在――古よりこの地に棲まう、名もなき「闇の眷属」であった。内蔵助は、凡庸で短慮な主君・浅野内匠頭を冷徹に見限り、自らがこの腐り果てた日ノ本を根底から作り替える「影の王」となるべく、禁忌の契約を交わす。

「我が一族の血と、四十七の魂を代償に。徳川の理(ことわり)を、永遠に呪縛する力を欲す」

内蔵助の策略は、松の廊下から始まった。彼はあらかじめ、内匠頭の耳元で「吉良こそが、お家の再興を阻む邪鬼である」と偽りの言霊を囁き、精神を蝕んでゆく。狂乱に陥った内匠頭が抜刀したのは、本人の意思ではない。内蔵助が契約により呼び出した「負の情動」が、主君の腕を操ったに過ぎなかった。

主君の切腹、そして赤穂の改易。世間が悲劇に涙する中、内蔵助は密かに、命を賭して自身に従う浪士たちの影を食らい、彼らを死を恐れぬ異形の兵へと変えていった。討ち入りは、単なる復讐の儀ではない。吉良邸の深奥に隠された、幕府の繁栄を支える「神宝」を奪い、徳川の龍脈を断ち切るための大儀式であった。

雪の夜、吉良邸に乱入した四十七士。その太刀筋は人間業を超え、飛び散る鮮血は雪を黒く染め上げた。吉良の首を落とした瞬間、内蔵助は主君の首級に見せかけた黒い器に、幕府の命運を封じ込める。

泉岳寺での切腹。それは終わりではなく、内蔵助が「魔王」として現世に永劫の呪いを定着させるための最後の鍵であった。死してなお、その魂は影の領域に留まり、物語という名の呪文を後世に語り継がせる。現代に至るまで、民衆が「忠臣蔵」という偽りの光に酔いしれるたび、内蔵助の影は肥大し、日ノ本の闇を静かに侵食し続けているのである。

★ストーリーはなんとなくまとまってきましたが、やっぱり「魔王」が出てきます。ダークファンタジーは嫌いではないのです。ただ、忠臣蔵の持つ「正義の王道を貫く」というテーマとはうまくマッチングしないことが分かってきました。そこで思いきって方向転換することにしました。本編を書く前の構想段階でチェックできるのがプロンプト作りのメリットです。

【プロンプト4】

※ファンタジー色を一掃して、野望と陰謀の渦巻く人間ドラマ部分を濃くすることにしました。吉良でも大石でもない「記録係」という立場の主人公を立てて客観的な視点を確保し、どんでん返し以外では作者からの要求を極力減らすことで、AIの設計に自由度を与えました。

↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓

あなたは、歴史上の有名事件を、史実の再現ではなく「大胆な仮説に基づく物語リブート」として再構成するプロの構成作家・物語設計者です。

以下の入力情報をもとに、赤穂浪士の乱 を題材にした物語を、「三重のどんでん返し」システムで設計してください。

【題材の基本情報】

- 歴史事件名:赤穂浪士の乱

- 時代・舞台:江戸時代・江戸

- 一般に知られる定説:浅野家の家老・大石内蔵助を始めとした47名の家臣が、主君である浅野内匠頭を切腹に追い込んだ仇敵・吉良上野介に復讐した。

- 真犯人として再設定したい存在:大石内蔵助

- この事件でいちばん面白い違和感:浅野を挑発した吉良上野介の動機が不明

【主人公設計】

- 主人公名:寺坂信行(吉右衛門)

- 主人公の立場・職能・身分:赤穂藩の足軽。討ち入り後に離脱し、顛末を報告する役目を担った

- 語り手設定:なし

- 主人公が最初に信じていること:大石内蔵助は主君の恥を注ごうとしている。

- 主人公の欠落・弱点:(未入力)

- 主人公が最後に得る認識:(未入力)

【三重のどんでん返し設計】

- 第一反転で成立させたい表の見え方:大石内蔵助らと意見が対立し、討ち入りを待たずに赤穂を去った赤穂藩の筆頭家老・大野九郎兵衛が、かねてより浅野内匠頭を排除しようと吉良上野介と通じていた。

- 第二反転で崩したい真相:大野九郎兵衛を陰で操っていた大石こそが真の黒幕であった。

- 第三反転で明かしたい「歴史編集」の悪:大石内蔵助は吉良を討つことで主君暗殺計画を闇に葬り、自分は英雄として切腹を免れようとした。

- 表の敵:(未入力)

- 真の敵:(未入力)

- 真の敵が本当に欲しいもの:(未入力)

【物語構造】

- 主人公が最初に属する共同体:(未入力)

- 主人公が移行していく共同体:(未入力)

- 主人公の目的:(未入力)

- クライマックスの最大問題:真実を語れば赤穂藩は伏魔殿であったことが明らかになり、藩士たちの再就職が困難になる。

- 解決できるが何かを失う切り札:(未入力)

- 切り札で失うもの:(未入力)

【真の敵の悪の目標】

- (未入力)

【敵が仕掛けた/利用した5つの事件】

1. (未入力)

- 表向きの意味:(未入力)

- 裏の意味:(未入力)

2. (未入力)

- 表向きの意味:(未入力)

- 裏の意味:(未入力)

3. (未入力)

- 表向きの意味:(未入力)

- 裏の意味:(未入力)

4. (未入力)

- 表向きの意味:(未入力)

- 裏の意味:(未入力)

5. (未入力)

- 表向きの意味:(未入力)

- 裏の意味:(未入力)

【出力設定】

- 物語のトーン:重厚な歴史ミステリ、陰謀劇

- 主題:忠義と利用

- 強調したい要素:面の敵と真の敵

- 希望アウトプット:800字あらすじ

- 希望文字数:800字

- タイトル案の数:3

【必須条件】

この物語は「三重のどんでん返し」で設計してください。

1. 第一反転

読者は最初、広く知られた定説どおりの表の犯人・表の敵・表の原因を信じる

2. 第二反転

その表の犯人・表の敵もまた、さらに大きな勢力に誘導された実行犯・駒・囮だったと判明する

3. 第三反転

真の敵の狙いは事件そのものではなく、その事件の意味づけ、誰が正義で誰が逆臣かという物語の固定、つまり「歴史解釈の編集」だったと判明する

【設計条件】

- 史実断定ではなく、あくまで創作上の大胆な仮説として成立させる

- 陰謀論っぽさより、政治的・心理的動機の筋を優先する

- 表の敵を単純な愚か者にしない

- 真の敵は、事件後の意味づけまで先回りして利益を得る存在として描く

- 主人公は真相に近づくほど、自分が信じていた共同体の価値観を失っていく

- 結末は「真相判明」ではなく、「真相を知った主人公が何を選ぶか」で終える

- クライマックスでは必ず、価値と価値が衝突する構造にする

- 切り札は、使えば解決できるが重大な何かを失うものにする

- 読後感は、完全勝利ではなく、痛み・余韻・歴史の皮肉を残す

【出力順】

以下の順番で、見出しつきで出力してください。

1. 事件の再解釈の核心

2. 問題・敵・目的の整理

3. 主人公の現在の共同体と移行先の共同体

4. 敵の悪の目標

5. 敵が仕掛けた/利用した5つの事件

6. 三重のどんでん返しの流れ

7. もっとも相性のよい展開パターン

8. クライマックスの最大問題

9. 「解決できるが何かを失う」切り札

10. この企画の核を400字で要約

11. プロット全体を400字で要約

12. 800字あらすじ

13. タイトル案を3個

【文体条件】

- 日本語で書く

- 知的だが読みやすい

- 論文調ではなく、物語企画書として読める文体

- 大仰すぎず、軽すぎず

- 歴史を雑に陰謀論化せず、動機と構造の筋を通す

- 特に「真の敵の利益」と「主人公の最後の選択」を強く描く

↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑

12. 800字あらすじ:

『寺坂信行の沈黙』 

元禄十五年冬、吉良邸への討ち入りが成った夜、足軽・寺坂信行だけが江戸を離れた。義士たちは切腹を選んだが、寺坂には別の役目があった。顛末を各地へ報告する、生きた証人として。

だが寺坂が集めた証言は、次第に「義士の物語」と食い違いはじめる。

最初の亀裂は大野九郎兵衛だった。主君への不忠として断罪されたこの元家老が、吉良と通じ浅野を売ったのだと誰もが言う。寺坂もその線を追う。しかし大野の隠れ家を突き止め、老いた男と対峙したとき、言葉が返ってきた。「わしは内蔵助殿に、そうするよう言われただけじゃ」。

大野は囮だった。大石が仕組んだ「表の悪役」として、吉良に近づき、逃げ、世間の憎悪を一身に引き受けるよう仕向けられた男だった。

では大石は何を守ろうとしたのか。

寺坂は藩の古い帳簿と、大石が幕府の要人に宛てた密書の写しを入手する。そこには驚愕の事実が記されていた。主君・浅野内匠頭は、赤穂藩の財政不正を調べており、その帳簿の不審点は、ほかならぬ大石の管轄に集中していた。浅野が生きていれば、大石は断罪された。だから浅野は「死ぬ」必要があったのだ。

吉良への挑発は設計されていた。刃傷は誘導された。即日切腹の裁定が早く下りたのも、大石の幕府への工作があったからだ。そして討ち入りは、その全てを「忠義の物語」で塗り固める最後の一手だった。吉良を討てば、浅野は被害者になる。大石は英雄になる。財政不正は英雄譚の影に永遠に消える。

寺坂の手に密書がある。

これを公にすれば、切腹した四十六名の死は大石の保身のための犠牲として歴史に刻まれ、遺族たちの未来は閉ざされる。しかし黙れば、主君の真の無念は闇に葬られ、寺坂もまた「物語の共犯者」になる。

江戸の片隅、寺坂は密書を前に長く座っていた。

やがて彼は火を起こした。何を燃やしたのか——それは誰も知らない。ただ、その後の寺坂信行は八十三歳まで生き、生涯、義士の顛末を語り続けたと記録にある。その語りの中に、ただ一度も、大石内蔵助への批判は記されていない。

★「四十七士」から外れた男たちを登場させることで、「IFの世界の可能性」が展開できたと思います。安易に悪魔や人外を使うことなく政治の奇怪な側面を描くのは、このプロンプトの目標の1つであり、その意味では成功したと感じています。

もう1つ重要なのは、この長い最終版プロンプトを作るために、ぴこ蔵はもう1つのプロンプトを用意したということです。「メタ・プロンプト」といいます。簡単に言えば「AIにプロンプトを作らせるためのプロンプト」です。

そして、このメタ・プロンプトの簡単な作り方と使い方が今回の講座の最終目的なのです。

さて、講座最終日の明日は、そんな「メタ・プロンプト」を解説します。「これを使えばよいのだ!決定版」「ささっと日常使い!短縮版」のプロンプトを公開します。これさえあれば百人力! お楽しみに!

※バックナンバーはこちら→https://pikozo.theletter.jp/

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