AIがガチで本物の魔法に近づいている

生成AIはこの新しい時代の魔法体系として機能し、AIに与える指示（プロンプト）は、このデジタルマジックを使う魔法の杖となります。

これは、魔法使いが呪文を唱えて魔法を発動させる行為に本当によく似ています。

ただし、高度なテクノロジーを実行するためには複雑なアルゴリズムを圧縮して連携させる必要がありますが、それだけでは呪文は異国の言葉になり、ブラックボックス化してしまいます。

ここで思い出してほしいのは、生成AIは自然言語で動かせるという基本的な事実です。

長くて難しい呪文など覚える気にもなりません。お喋りするだけで願いを叶えてほしいのです。

生成AIは、魔法のランプの精霊のように、いつも気軽で優しいしもべでいてほしいのです。

そこでぴこ山ぴこ蔵は考えました。

誰でも使える物語創作プロンプトを作るからには、簡単で平易な言葉を使って、できるだけ複雑な概念を伝えるものにしたい。

私たちは太古の昔から、事実や出来事を「物語化する」ことによって共有してきました。

「物語化する」とは「生の感情」をいったん文字に翻訳することで他者に受け渡し、その後で再び生成する作業です。

人間の心を掴む驚きと、思わず伝えたくなる感動が不可欠なのです。

つまりそれは「どんでん返し」の概念であります。

そんな時、ぴこ蔵はある短文に出会いました。

断絶の時代 新版: いま起こっていることの本質 | P.F.ドラッカー著 上田惇生訳

上記の名言の意味、あなたには分かりますか？

残念ながら私はすぐには理解できませんでした。

偉大なるレジェンドたちが残した金言の数々。しかし、短い言葉に圧縮された抽象的な言い回しのせいで、その本質がうまく理解できないという方も少なくありません。

難しくてよく判らない文章。しかし、考えるうちにぴこ蔵は驚くべき事実に気づきました。

これはまさに「どんでん返し」だったのです。

問題の本質は「（A）何をすべきか」だと思ったら「（B）何をしたいか」だった。

優れた警句や名言、箴言には、この構造が使われているのです。

そこには人間の思い込みを打ち砕き、新たな視点を提供する仕組みが備わっています。

特にビジネス名言にはツイストが含まれています。それはどんでん返しの型であり、これさえあれば面白い物語が作れます。

そこでぴこ蔵は、難解な名言や箴言を体験談風のサクセス・ストーリーとして語り起こす、生成AIのプロンプトを開発してみようと思いました。

名言は抽象的すぎて理解しづらいことがあります。

しかし、具体的な苦労話を通じてなら、読者は自分の状況に当てはめ易くなります。

登場人物のドラマチックな経験や感情が実感できるようになります。

リアルなストーリーは、名言そのものよりもはるかに記憶に残りやすいものです。読者は登場人物の試練や成長を忘れません。

また、「名言」や「主人公の職業」を書き換えることで、ストーリーは無限のパターンを生み出します。

この無料プロンプトは、テンプレートのような記事や、説教じみた解説動画を、共感できる成功体験談に変貌させるためのツールです。

さらに、このプロンプトには単なる物語創作だけに留まらないメリットがあります。

それはまさに「ビジネス用途」です。

例えば副業としての物語コンテンツ制作。

あなたが副業として記事の制作やアフィリエイトでの収入を考えるのであれば、このプロンプトを使ってコンテンツを量産することができます。

物語へと進化した名言は、視聴者の心を動かし、エンゲージメントを高めるための鍵となります。

どうせなら、ストーリーテリングへの情熱を活かしたほうが楽しくビジネスが出来ます。

多くの放送作家たちのキャリアは、ラジオ番組の「ハガキ職人」から始まります。地味でもコツコツと実践することが大事です。毎日練習することによってのみ発想力や文章力は鍛えられるのです。

★巨人たちの遺産をマーケットで活かす

あなたは感銘を受けた偉人の名言を入力するだけ。

後はこの無料プロンプトが具体的な体験談風の物語を自動的に作成してくれます。

まずはサンプルを読んでみてください。名言そのものよりもずいぶん分かりやすくなっているはずです。

ネタとなる「名言本」も紹介しておきます。

※生成AIはとりあえず【ChatGPT4.0】を使用しましたが、もちろん3.5や他のAIでも作れます。

田辺さんは東京で中小企業のCEOとして働いています。彼の会社はテクノロジー業界で競争が激しく、専門家たちによる革新的なアイディアが常に求められています。しかし、田辺さんは会社が専門家の意見に頼りすぎていることに気づきました。彼はこの依存が創造性を損ない、他の社員の意見が過小評価されていると感じていました。

田辺さんが直面している問題は、専門家の意見が絶対視され、社内の多様な意見が抑圧される環境でした。これにより、革新的なアイディアが一部の人々からしか出てこなくなり、会社全体の成長機会が限られていました。

これを解決するために、田辺さんは社内の意思決定プロセスを再構築することを決定しました。彼は全社員が参加するブレインストーミングセッションを定期的に開催し、専門家以外の社員からも意見を積極的に募りました。さらに、プロジェクトごとに異なる背景を持つチームを組むことで、多角的な視点を取り入れるようにしました。

新しいアプローチの導入により、会社は従業員の潜在能力をより活用するようになり、多様なアイディアが生まれるようになりました。特に、非専門家からの斬新な提案がプロジェクトの成功に大きく貢献するケースが増えてきました。

この変化を通じて、田辺さんの会社は業界内での競争力を高めることができました。また、社員一人ひとりが自らの意見が価値を持つと感じることで、全体のモチベーションと職場の満足度も向上しました。田辺さんは、専門家に頼ることの重要性を理解しつつも、それに頼り切らないバランスの取れた組織運営の重要性を学びました。

仕事としての学問 仕事としての政治 (講談社学術文庫) | マックス・ウェーバー, 野口 雅弘

伊藤さんは、大阪で高級レストランチェーンを経営しているビジネスマンです。彼のビジネスは成功を収めており、多くの新しい店舗を次々とオープンしていました。しかし、急速な拡大と利益の追求が次第に彼のビジネスの品質に影響を与え始めていました。

伊藤さんが直面している問題は、利益追求が顧客の満足度やサービスの質を犠牲にしていることでした。彼はレストランの評判が落ち始めていることに気づき、ビジネスの持続可能性に対する懸念を感じていました。

この状況を改善するために、伊藤さんは利益のみを追求するのではなく、顧客体験とサービスの品質を再び重視することを決意しました。彼は料理の質を向上させるために、新たに経験豊富なシェフを採用し、原材料の質にもこだわり始めました。また、従業員のトレーニングプログラムを見直し、顧客サービスの向上に力を入れました。

伊藤さんはさらに、過度な拡張計画を見直し、既存の店舗の運営を安定させることに集中しました。この新しい方針により、レストランチェーンは顧客からの高い評価を取り戻し始めました。利益も重要ですが、それと同じくらい品質と顧客満足が大切であるという彼の信念が、ビジネスを再び軌道に乗せることに成功しました。

この経験から、伊藤さんは金儲けの際にも品位を保ち、ビジネスの倫理を守ることの重要性を再認識しました。彼は、ビジネスの成功とは、利益を追求することと同時に、社会的な責任と品格を維持することだと学びました。

渋沢栄一 100の言葉 | 津本 陽

それでは、このストーリーテリング・プロンプトが生成する物語を、どうやってあなたのビジネスや教育に活用すればいいのでしょうか？　そのマネタイジングの方法について提案します。

名言をテーマにしたブログや記事を書き、それを具体的なストーリーで解説することで、読者にとって理解しやすく、興味深いコンテンツを提供できます。アフィリエイトリンクや広告を組み込むことで収益化も可能です。

　・SEO対策: ストーリーを含む記事は、検索エンジン最適化（SEO）に役立ちます。読者が関心を持つ内容を提供することで、検索ランキングを向上させることができます。

　・読者のエンゲージメント: ストーリーは読者の感情に訴えかけるため、コメントやシェアが増え、読者とのエンゲージメントが高まります。

ビジネス会議やセミナーでのプレゼンテーションにストーリーを取り入れることで、聴衆の注意を引き、メッセージを強調することができます。これはコンサルティングサービスやワークショップの提供につながる可能性があります。

　・メッセージの強化: ストーリーは抽象的なコンセプトを具体化し、聴衆に強い印象を残します。これにより、プレゼンテーションの内容がより記憶に残ります。

　・視覚資料との組み合わせ: ストーリーをスライドやビジュアルと組み合わせることで、よりダイナミックで理解しやすいプレゼンテーションが可能になります。

ストーリーを題材にした動画やウェビナーを制作し、視聴者に教育的価値を提供することができます。チャンネル登録者数や視聴回数を増やすことで、YouTubeの広告収入を得ることができます。

　・視聴者の維持: ストーリーは視聴者の注意を引きつけ、動画全体を通して視聴を続けさせる効果があります。

　・コミュニティの構築: ストーリーを共有することで、視聴者との関係を築き、ファンコミュニティを形成することができます。

ストーリーを集めた電子書籍やオーディオブックを制作し、オンラインで販売することも一つの方法です。自己啓発やビジネス関連のコンテンツは特に需要があります。

　・直販売: 自身のウェブサイトや電子書籍プラットフォームを通じて直接販売することで、収益を得ることができます。

　・サブスクリプションモデル: 定期的なコンテンツ更新を提供し、読者から定額料金を受け取ることができます。

名言とそれに基づくストーリーを用いて、オンラインで学べるコースを開設することができます。参加者から受講料をいただくことで収益化が可能です。

　・高価値コンテンツ: ストーリーを用いた教育コンテンツは、参加者にとって高い価値があり、それに見合った価格設定が可能です。

　・繰り返し販売: 一度作成したコースは、何度も販売することができ、長期的な収益源となります。

ストーリーを用いたパーソナルコーチングサービスを提供し、クライアントの自己成長をサポートすることもできます。これは高い付加価値を持つサービスとなり得ます。

　・個別指導: クライアント一人ひとりに合わせたカスタマイズされたコーチングは、高額な料金を設定できるサービスです。

　・リピートビジネス: 成功体験を通じてクライアントの信頼を得ることで、継続的なビジネスが期待できます。

ソーシャルメディアでストーリーを共有し、フォロワーを増やすことで、スポンサーシップや広告収入を得ることができます。

　・インフルエンサーマーケティング: フォロワー数が多いアカウントは、企業からのスポンサーシップを受けやすくなります。

　・商品販売: ソーシャルメディアを通じて自身の商品やサービスを宣伝し、直接販売することができます。

これらの方法を通じて、ストーリーテリングは教育的な価値を提供するだけでなく、ビジネスの収益化にも大きく貢献することができます。

重要なのは、ターゲットとなるオーディエンスに合わせたストーリー・コンテンツが読者や視聴者に価値を提供し、彼らの関心を引きつけることです。それによって、より多くの人々があなたのコンテンツに触れ、収益化の機会が増えるでしょう。

以上のように、抽象的な名言を具体的な体験談に「翻訳」することには多くのメリットがあります。ぜひあなたもこの『ビジネスに特化したストーリーを作る』プロンプトを試してみてください。

そして、ビジネスにおけるストーリーテリングの効果を実感していただきたいと思います。以下がその無料プロンプトです。コピペしてご活用ください。

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＜プロンプトは次の行から＞

「-- ここに名言を入力してください-- 」

以下の手順を使用して、この文章を、現実的なビジネスマンが織りなす具体的なビジネスストーリーにしてください。

#### 対象となる文章からストーリーを作成する

- **ストーリーの主人公を設定する:**「--ここに主人公の職業を入力してください--」。文章の提示する問題点についての悩みがあり、それを解決するためにはどうすればいいかを考えています。

- **ストーリーの要素を抽出する:**主人公が解決すべき問題、対立する敵や障害、達成したい目的を抽出してください。

- **ストーリーの要素を識別する:** 主人公が達成すべき目的を明確に提示し、敵や障害を克服し、問題を解決するまでのプロセスを例示したストーリーを作成します。中学生でも理解できるように表現してください。

- **時代や舞台の現代化:** 物語の舞台は現代の日本とします。主人公やアイテムの名前は日本の一般的なものしてください。主人公の名前には「さん」という敬称をつけてください。

#### そのシナリオに従った物語を起承転結の形で出力してください。ただし、起承転結と表記しないでください。また、物語の最後に総括しないでください。文頭にはストーリー化の対象となった原文を引用してください。

＜プロンプトは前の行まで＞

★さて、このプロンプトには、ストーリーをさらに面白く盛り上げる「ファンタジー・バージョン」が存在します！（只今、note.comで大好評発売中！　詳しくは文末へ）

舞台を、ネット世代が慣れ親しんだ「中世ヨーロッパ風ファンタジー」に変更し、主人公をそんな異世界の住人に設定しました。物語もより複雑になっています。

プロンプトはテキストファイルになっており、ご購入後にダウンロードしていただけます。内容をお好きな生成AIの入力にコピペしてお使いください。

また、プロンプトの文中に以下の２つの入力要素があります。

「- ここに名言を入力してください-」

「-ここに主人公の職業を入力してください-」

これらを自分の好きな名言と職業に書き換えてから生成AIで実行してください。

あなたのお好きな箴言を取り込んだ『剣と魔法の物語』が始まります。

それでは、サンプルストーリー『見習い魔法使いエリオンの挫折と栄光』をお楽しみください。

ラグナールの魔法学校で学ぶ若き魔法使い見習いのエリオンは、自分が卓越した魔法使いになることに疑念を持ち始めていました。

彼は常に自分の才能を他の才能ある学生と比較し、自己疑念に苛まれていました。このため、彼はしばしば自分の限界を感じ、魔法学校での成績も芳しくありませんでした。

ある日、学校で開催された競技会で、エリオンはシンプルながらも効果的な魔法を使いこなすことに挑戦しました。

しかし、彼の試みは失敗に終わり、彼は公の場で恥をかく結果となりました。この時、彼の師匠であるモリン老師が彼に鋭い指摘をしました。

「エリオン、君は常に卓越を目指すが、それが君の成長を阻んでいる。卓越を求める前に、まずは基本からコツコツと成果を積み重ねることが大切だ」

この指摘を受けてエリオンは考え方を改め、自分の魔法技術の基礎を固めることに集中することにしました。彼は派手さはないが確実に効果を発揮する基本的な魔法に専念し、徐々に自信を取り戻し始めました。

数ヶ月後、エリオンは再び競技会に参加しました。今回は、彼は自分の得意とする基本的な魔法を用いて臨み、見事に成功を収めました。

彼の魔法は派手さこそなかったものの、その効果は確実で、多くの人々から称賛を受けました。エリオンは、自分の持っている普通の能力でしっかりとした成果を出すことができると実感し、これが彼の自信と自己実現への大きな一歩となりました。

エリオンの物語は、すべての人が特別な才能を持っているわけではないが、普通の能力を最大限に活用しても、立派な成果を上げることができるということを教えてくれます。彼は基本に忠実に努力を重ねることで、自分自身の価値を確立し、多くの人々に認められる魔法使いとなったのです。

簡単です。あなたが詳しく聞きたいところ、不思議に思ったポイントなどを、続けてAIに質問すればいいのです。そうすればAIが即座に教えてくれます。例えば……

質問：エリオンが用いて成功した「派手さはないが確実に効果を発揮する基本的な魔法」とは具体的にはどんな魔法ですか？

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生成AIからの回答：

エリオンが用いて成功した「派手さはないが確実に効果を発揮する基本的な魔法」とは、主に「治癒の光」と「防御の結界」です。

治癒の光: この魔法は、痛みを和らげるか、軽微な傷を治癒するのに使われます。エリオンはこの魔法を使って、競技会中に負傷した参加者を即座に助けることができました。派手な爆発や強力な攻撃魔法に比べると目立たないが、その即効性と実用性で多くの人々から感謝され、高く評価されました。

防御の結界: エリオンはこの基本的な保護魔法をマスターしており、競技中に自分や他の参加者を敵の攻撃から守るために使用しました。この魔法は視覚的には単なる透明なシールドに見えるが、その効果は非常に強力で、多くの危険から彼と他の人々を守るのに役立ちました。

これらの魔法は、エリオンが基本に立ち返り、確実な成果を求める過程で磨き上げた技術です。彼はこれらの魔法を通じて、シンプルだが強力な効果を持つ基本的なスキルがいかに重要であるかを再認識しました。また、これらの技術は彼の自信を取り戻し、他の魔法使いたちと区別される独自のアプローチを確立する手助けとなりました。

プロンプト内の「-ここに主人公の職業を入力してください-」という場所に、あなたがお好きな職業（例えば、魔法使いやドラゴンナイト、勇者や剣士、魔獣使いなど）を書き込んでください。ちなみにサンプルでは「魔法使い見習い」となっております。

こうして作ったエピソードを追加していけば、物語はどんどん深く、面白くなっていきます。

あなたもこのプロンプトを活用して、オリジナルのコンテンツを作ってみませんか？　ファンタジックな異世界を舞台にビジネス名言を分かりやすく解説する、魅力的で楽しいストーリーが生成できます。

（以下の画像をクリック）