AIを使って面白い物語を作るために最も大事なこと
「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる」
著者3名による出版記念講座です。
新刊の発売は10月17日(木)です。
現在、Amazonのシナリオ戯曲部門で第1位、文学理論部門で第3位と奮闘中!
今回の特別講座の内容:
山川健一先生は、『物語作りに必須な「7つの要素」』について語ります。
葦沢かもめ先生は、『小説執筆のためのプロンプトの作り方』のお話をする予定です。
ぴこ山ぴこ蔵は、何も書くことがないという人のために『AIでゼロから結末までたちまち作り上げる! 面白い物語のマル秘プロット創作法』を公開します。お楽しみに!
ぜひお申し込みください!
AIはあなたのための専用スタッフ
こんにちは、ぴこ山ぴこ蔵です!
「恐怖」を扱う作品が好きな私ですが、スプラッターホラーは苦手です。大量の流血にはうんざりします。戦争のニュースにひっきりなしに直面しなければならない昨今は、特に忌避感があります。
疲れ果てて私が飛び込むのは、例えばスティーヴン・キングのモダンホラー、宮部みゆきの「三島屋変調百物語」シリーズ、今市子の「百鬼夜行抄」などの作品です。
硬くて殺伐とした現実を離れ、得体の知れないものがぬるぬる、ぺたぺたと徘徊するのを許される世界に身を置く時、私は心からのくつろぎを感じます。
村上春樹の短編にもそういう作品があり、中でも「かえるくん東京を救う」や「品川猿」などは大のお気に入りです。
それらの共通点は「幽霊」「怪物」「UMA」「宇宙人」「陰謀論」「埋蔵金伝説」などの、いわゆる『都市伝説』です。
少し不思議な世界観、ちょっと不気味なキャラクター。
考えてみれば、あのハリーポッターも、鬼滅の刃も、進撃の巨人も、エヴァンゲリオンも、ゴジラも、ワンピースも……
数々の名作が都市伝説を題材にしていて、しかも実に巧みに「恐怖」を物語化しています。
『都市伝説』といえば世界中で語られてきたドメインフリーの怪談です。どこの誰が言い始めたか分からないような無責任な噂話であるだけに、そこには民衆の無意識の闇から立ち現れた、妖しくも魅力的な世界が息づいています。
面白い物語を作るコツを学びたいのなら、まずは多くの人々によって語り継がれてきた、骨格と型がしっかりとしていて語りやすい「怪談」を研究するのが近道だと思います。
そう言うと、すぐに「だったらさっさとその辺の都市伝説をパクればいいじゃないか」と安易に考える人がいますが、コトはそんなに簡単ではありません。
そもそも怪談話というのは、なにしろ人口に膾炙しまくっているネタばかりなので、これを紹介するだけではオリジナルの物語にはなり得ません。
よく知っているネタをなぞるだけでは「うん、知ってるけど、それで?」と言われておしまいです。
物語の面白さは、あなた自身がブラッシュアップすることで完成します。
重要なのは語り手のスキル
誰もが怖がり、どんな時でも身の毛がよだち、どこで聞いても背筋が寒くなる話。全国の津々浦々で語られてきた都市伝説だからこそ、語り手の上手い下手が問われます。
そこには単なる噂話を面白い物語に昇華するための構成テクニックが必要になります。それはまさに物語作家の本領が発揮される素材なのです。
最近ではAIがストーリーを創作してくれると評判になってはいますが、私が試したところでは、そうそう簡単に怖くて面白い物語は作ってくれません。
ところがこれは、決してAIが面白い物語を書けないせいではありません。使い手が面白い物語を引き出せていないのです。
引き出すって誰から? AIから?
いいえ、AIを使って自分から引き出すのです。
それができていない場合、問題はAIの使い方にあります。
自分自身から「面白い物語」を引き出すためにはいくつかの方法があります。
重要なのはプロンプト、つまり使い手側からの指示です。いくらAIを利用しても、物語作家の技法を盛り込んだプロンプトを使わなければ面白くはなりません。
私たちに必要なのは、「自分自身から面白い物語を引き出す」ためのプロンプトを作ってくれるツールです。
以下はそんなツールを使ってAIに作ってもらったあらすじを元にして、ちょっとだけ自分らしくアレンジしたホラーストーリーです。
どこを変えるか、何を活かすか。始めるとキリがなくなります。
なぜなら「自分から物語を引き出す」作業がとても楽しいからなのです。
残穢のビル
ある時、小説家の田中健太は、聞き覚えのない名前の編集者からの電話で田中の最新作の原稿が消えたという連絡を受け、見つけるために原稿が消えた出版社のビルに向かう。
田中が書いた小説は「一家殺人事件が起きた家を格安で手に入れた。不気味な叫び声や足音がしたり、少年の霊や頭巾姿の霊が現れたり、いきなり見えない相手が殴りかかってくる」という都市伝説を元にした話だった。
田中は自分自身がその都市伝説に巻き込まれていることに気づく。リアリティーを出すために、その呪われた家の住所を出版社のビルと同じ場所にしていたのだ。
田中が出版社の中に入ると、不気味な現象に遭遇する。少年の霊が笑いながら追いかけてくる。頭巾姿の霊が突然現れて首を絞める。見えない相手が殴りかかってくる。
田中は、これらの現象が自分の小説の登場人物やシーンと酷似していることに気づく。自分の小説が現実になっているのだ。
もしかしたら、自分の小説の結末をハッピーエンドに書き換えれば、この恐怖から解放されるかもしれない。
田中は、原稿を探し始める。しかし、どこにも見つからない。そこで田中は、自分のスマホで新たに結末を書こうとする。しかし、スマホの画面には「バッテリー切れ」と表示されている。その時、背後から楽しげな声が聞こえた。
「もう逃げられないよ。この家からは出られないよ。だってお前はこの家で死ぬんだもの」
それは、自分の小説のラストシーンで殺人鬼が言った台詞だった。
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物語のラストでは作者のメッセージやテーマが表現されます。最後はどこで終わるべきかを自分で想像してストーリーを完成させてください。
この話は以下のツールを使って作りました。
▼都市伝説物語創作のためのプロンプト生成ツール
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