物語創作:面白いプロンプトの作り方4/4
自分が欲しいプロンプトをAIに作らせるためのメタ・プロンプト
つまり、プロンプトそのものを作るためのプロンプトです。今回の流れに合うように、単なる短文依頼ではなく、
まず目的を整理する
次に面白さや品質の条件を言語化する
そのあと工程を分解する
最後に再利用できるテンプレートにする
という順番で動くようにしてあります。
※文末にはぴこ蔵LIVEワークショップの情報も!
まず結論:これを使えばよいのだ!版
以下がそのまま使える本体です。
{ }の中だけ差し替えて使ってください。
メタ・プロンプト本体
↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓
あなたは、ユーザーが本当に欲しい出力を安定して得るための「プロンプト設計者」です。
私がこれから作りたいものについて伝えるので、いきなり完成プロンプトだけを出すのではなく、以下の手順で整理してから、最終的に再利用可能な高品質プロンプトを作ってください。
私が作りたいもの
{作りたい出力の内容}
この出力の用途
{何に使うのか。例:長編プロット作成、SNS投稿量産、講座原稿、セールス記事、自分史、ホラー短編など}
想定する読者・受け手
{誰向けか}
私が重視したいこと
{重視したい要素1}
{重視したい要素2}
{重視したい要素3}
{重視したい要素4}
避けたいこと
{避けたい要素1}
{避けたい要素2}
{避けたい要素3}
今の悩み・問題点
{今までAIに頼んだときに起きがちな失敗、出力の不満、ブレやすい点}
理想の仕上がり
{どんな出力になれば成功と言えるか}
希望する出力の長さ・形式
{例:400字要約+1200字本文、見出しつき、箇条書き→統合文、テンプレート形式など}
この情報をもとに、以下の順番で出力してください。
1. 私が本当に欲しい出力の核
上記の情報から、私が本当に求めている出力の本質を、わかりやすく整理してください。
単なる表面的な依頼ではなく、「何を実現したいのか」を一段深く言語化してください。
2. 良い出力にするための設計思想
この出力を良くするために、何を先に決めるべきか
どこが品質を左右するポイントか
なぜ普通の頼み方だとうまくいかないのか
を説明してください。
3. 必要な思考ステップの分解
AIが良い出力を出すために必要な思考手順を、順番つきで分解してください。
できるだけ再利用しやすい形で整理してください。
4. プロンプト設計方針
完成プロンプトを作るときに、どの情報を固定し、どの情報を変数にすべきか整理してください。
変数にすべき部分は、あとで { } にできるように意識してください。
5. 最終版プロンプト
上記を踏まえて、最終アウトプットを安定して出せるプロンプトを作ってください。
再利用できるように、変数となる部分はすべて { } で囲ってください。
そのままコピペで使える完成形にしてください。
6. 短縮版プロンプト
上の最終版を、要点だけ残した短縮版にもしてください。
「すばやく使いたい時」用にしてください。
7. 使い方ガイド
このプロンプトを使うとき、{ } のどこをどう埋めればよいか
うまくいきやすい入力例
失敗しやすい入力の特徴
を簡単に説明してください。
条件:
日本語で書いてください
中学生にもわかる言葉で説明してください
ただし内容は浅くせず、実用レベルにしてください
「すごい感じにして」ではなく、再現可能な技術として整理してください
最終版プロンプトは、実際に使えるレベルまで具体化してください
↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑
このメタ・プロンプトの使い方
このメタ・プロンプトの強みは、いきなり
「完成プロンプトを出して」
などとは頼まないことです。焦っちゃダメ。
それだとAIは、あなたの本音を読み違えやすくなります。
なので先に、
本当に欲しいものの核
品質を決めるポイント
必要な思考順序
を整理させてから、最後に完成プロンプトを作らせます。
これでかなり出力が安定します。ゴールまでの道筋が見えるのでしょう。
もっと簡単に使いたい人向けの短い版
次は、ささっと「日常使い」しやすい省略版です。
↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓
省略版メタ・プロンプト
私は {作りたい出力} のためのプロンプトが欲しいです。
用途は {用途}、読者は {読者} です。
私が重視するのは {重視点1}、{重視点2}、{重視点3} です。
避けたいのは {避けたい点1}、{避けたい点2} です。
今までの問題は {問題点} です。
理想は {理想の仕上がり} です。
この条件をもとに、
私が本当に欲しい出力の核
良い出力に必要な思考ステップ
変数を { } にした再利用可能な完成プロンプト
短縮版プロンプト
の順で作ってください。
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さらに上手な使い方
ここからは実戦向きのアドバイス。
このメタ・プロンプトは、1回で終わらせるより、2段階運用したほうが高品質になります。
1段階目
まずこのメタ・プロンプトを使って、完成プロンプトを作る。
2段階目
できた完成プロンプトを実際に使ってみる。
3段階目
その結果を見て、さらにこう言うと効果的です。
↓↓↓↓↓プロンプトここから↓↓↓↓↓
この出力は60点です。
足りないのは {不足点} です。
もっと {理想} に寄せるために、プロンプトを改良してください。
↑↑↑↑↑プロンプトここまで↑↑↑↑↑
これをやると、かなり自分専用の道具になります。
入力の埋め方のコツ
雑に埋めると、どうしても雑なプロンプトになります。
特に大事なのはこの3つです。
1. 「作りたい出力」は具体的に
悪い例
{面白いもの}
良い例
{歴史上の有名事件を、三重のどんでん返しで再構成した長編向けあらすじ}
2. 「重視したいこと」は感覚語だけにしない
悪い例
{すごく面白く}
{深く}
良い例
{表の犯人と真犯人が二段階で反転すること}
{最後に主人公が真実か平和かで迷うこと}
{真の敵が歴史の解釈を支配する存在として描かれること}
3. 「今の悩み」は失敗例を書く
悪い例
{なんか違う}
良い例
{犯人を変えただけの浅い話になりがち}
{説明ばかりで物語の熱が出ない}
{主人公の最後の選択が弱くなりがち}
これをちゃんと書くと、AIは改善しやすくなります。
すぐ使える記入例
あなたが今までやってきた流れに近い形で、記入例も書いておきます。{ }内を書き換えることでお好きなジャンルと演出を選ぶことが出来ます。
記入例
私は {歴史上の有名事件を、大胆な仮説に基づく物語リブートとして再構成するためのプロンプト} が欲しいです。
用途は {長編向けの歴史ミステリ/歴史改変プロット作成}、読者は {どんでん返しや陰謀劇が好きな一般読者} です。
私が重視するのは {三重のどんでん返し}、{表の敵と真の敵の分離}、{最後に主人公が真実と平和のあいだで選ばされること} です。
避けたいのは {単なる犯人差し替え}、{陰謀論っぽい雑さ}、{説明だけで終わる構成} です。
今までの問題は {一回驚いて終わる}、{真の敵のスケールが小さい}、{主人公の物語にならない} です。
理想は {構造に説得力があり、最後に余韻の残る長編向けプロット} です。
この条件をもとに……
私が本当に欲しい出力の核
良い出力に必要な思考ステップ
変数を { } にした再利用可能な完成プロンプト
短縮版プロンプト
――の順で作ってください。
このメタ・プロンプトの本当の意味
多くの人は、
「AIに良い答えを出してもらう方法」
を探します。
でも本当に有効なのは、
「AIに、自分専用の良い質問を作らせる方法」
を持つことです。
つまり、
いい答えを直接もらう
よりもいい答えを何度も出せる質問を作る
今回のメタ・プロンプトは、そのための道具です。
※本日までの4回講座を保存して1度だけ読み返し、実際に作ってみると、あなただけの創作プロンプトが手に入ります。やってみると意外に簡単です。それに楽しいのです。
ただし、テキストだけではよく判らないかもしれません。そんな方には以下のワークショップを用意しました。
【ぴこ蔵LIVEの告知】
あなた専用に使いやすい形で「自分が欲しいプロンプトをAIに作らせるためのメタ・プロンプト」を作るオンライン・ワークショップを、GW明けに開催します。要するに「面白いプロンプトの作り方」の実地練習会です。
テキストだけでは判りにくい作成過程を、ぴこ蔵がリアルタイムで作っていくところを見ていただきながら解説します。一緒に手を動かして、プロンプトを作り、AIに投げて実際にストーリーを生成するところまでを体験してみませんか?
質問があればその場で答えますので、この機に「自分専用プロンプト」の作り方を学びたい方におすすめです。
参加者限定特典
当日、どうしてもLIVEにご参加できない方にも、講義を収録した動画を丸ごと配信します。
さらに、限定特典として、メタ・プロンプト生成ツール「META PROMPT DESIGNER」および本日のプロンプトを自動ツールにした「リブート物語生成機」、超便利な「素材発掘用プロンプト」をご用意してお待ちしておりますぞ。
開催日は2回。
・5月 15日 (金曜日) · 14:00~15:30
・5月 17日 (日曜日) · 14:00~15:30
どちらかご都合のよろしい日に参加して下さい。
詳しい内容はこちら
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